試練の夏

昨日、息子の高校の進学説明会に行った。見事難関大学に合格した先輩とその親の貴重な体験談を聞くことができた。受験をするのは本人だが、親御さんはいかに本人にベストを尽くさせるか、忸怩たる思いで苦労していることがわかった。

うちは、成績が学年ビリなので、そもそもこの会にご縁がないかもしれないが、息子が行きたい道に進むことができるように、できるサポートはしたいと思う。

 

妻と息子は以前訪ねた精神科医に行った。あまりにも自分のことができないことを見かねてだった。息子は受け入れていないようで、医院のトイレを思いっきり蹴っていたそうだ。昨日は、様子を聞かれただけだった。

妻も自分のことがおかしいとは気づいた上での行動だった。息子がこうなっていることに対して、一人で責任を負おうとしているのだろう。

 

私が一昨日息子に話したこと、説明会での親御さんの話、アドラーの話なども交えて妻に話をしたら、今日は以前に比べてだいぶ落ち着いていた。

妻はそんなのは学校からも私からもさんざん言ってきたことだと反論した。一方、「怒るのは劣等感を隠そうとするから」などの言葉を出すと、その言葉尻を捕らえて「また私を悪者扱いにしようとしている」と言うので、注意して誤解のないように話をしなくてはいけない。

 

夏休みの宿題を完遂することをテーマに、子供の成長に関ってゆくことになるだろう。中学の時は磯野家のように、親が手伝うなど少し対応が甘かったのが、ここにきてボロが出ている気もする。やはり、子育ては「優しくきっぱりと」。親にとっても子供にとっても試練の夏となりそうだ。