愛着障害

岡田先生の新書、死に至る病を読んだ。
自分に該当する箇所が多く、愛着を回復するために共感するということについては、自分がこれまで得た知見と重なるところが多く、大いに頷いた。
おそらく私は何らかの理由で愛着が足りず、妻や子供や家族を心から愛することがわからないのだろう。
そんな私に妻は愛想を尽かしたのか、私を無視し続ける。私と二人きりになるとイライラし、怒りをモノにぶつけ、舌打ちを繰り返す。
不安障害も抱えているせいか、会社では取り残されまいと必死に働いてきた。表向きは順調な反面、心はボロボロになった。結果、適応障害からうつ病になり、一線を退いた。それから5年経ち、家族と向き合うように頑張っているが、元には戻らない。
著書では、愛着障害自死に至るさまを事例を交えて描いていた。アルコール依存を絶ったら死に至った、その人にとってアルコールは延命措置だった。私も常に孤独と不安の中におり、夜のアルコールと睡眠が唯一の安らぎである。言われてみれば、これまでも愛着を求めてか、さまざまなものに依存してきた。表面的なものばかり追い求めてきた。50代でそのツケがまわってきた。生きる目的を失った空虚な気分である。
また明日からどうやって生きていこう。