妻との関係

娘が巣立って半年、最近は二人でいる時間が真空になってきた。息子がいない場面で、息子をきちがいと罵倒しながら、息子の前ではよい母を演じ、息子を励ましている。朝起きない息子にいら立ち、きちがいを連発している。昨日は、きちがいではなく悪魔だと言った。涙ながらに、息子のせいで私の一生は台無しだ、家族全員に振り回されている、まともなのは私だけ、と訴えてきた。私が食事を作ったり、掃除したり、洗濯したり、みんな当たり前だと思っている。
誰も私の言うことを聞かない、その挙句、ダメになっていく。あなたもそう、息子もそう、みんなそう。20年前から言い続けているのに、いよいよ行き詰ってから苦しい、辛いと言う。勝手すぎる。妻が私に言った言葉がすべてを物語る「あなたは嫌なことがあると全力で逃げる」「調子のいい時は勝手に走る。ちょっとでも都合が悪くなるとしおらしくなる。」。自覚なく振舞った行動が、後から振り返るとそう当てはまっている。
幸せの条件にあてはまることが、今の私にとってはすべて億劫、面倒、辛いこと。利他的に行動するとか。そういうのから逃げている。その積み重ねが今、人間関係の喪失という形で具体化しているのか? いわば自業自得。そういう思考回路がない、人の感情を理解できない、発達障害たるゆえんか? だとしたら一生治らない。一生、意欲喪失、逃げ回る人生、待っているのは孤独。父親と一緒だ。妻がカサンドラになる。これも一緒だ。