今さら言えない頭の悪さ

今週の月曜日に、昨年までの業績を偉い人に報告する会議があった。会議は何とか乗り切ったが、準備の間は不安感や焦燥感が絶えず、睡眠も十分にとれなかった。睡眠薬が効かない、寝ても早期覚醒してしまう。会議が終わった後も疲れが取れない。また、後始末にも手こずったり、上司と事前に打合せすべきことができていなかったことがわかったりと、疲れが後を引いている。そのせいか、最近はうつ状態が続いていて、ふさぎ込む日が多い。

ところで、仕事で議論になるとき、最近とみに自分の能力の低さを痛感させられる。例えば、・議事録が書けない、会議での発言がうまく再現できない。・資料を見て問題点の指摘ができない。・講演の内容が頭に入らない。・過去に届いたメールの内容を覚えていない。

これらは鬱病を発症する前からそうだったのか、投薬により頭がボーっとしてしまった結果なのかわからないが、役割が変化した昨年からとみに痛感させられる。これにより、会議で自分の意見を発することができない、追い詰められる感覚になるといった症状が現れる。ただこの感覚は、以前、現場や企画部門で管理職をしていた頃に感じたものと同じで、要は自分の能力が足りないのに、ハードルの高い仕事をしているせいかもと思った。自分の周りの人はとても優秀で、こういった状況でもプレッシャーを感じず、あるいは、克服して対処している、だから偉くなっていくんだな、ということをしみじみと感じさせられる。管理能力がもともとないのが発達障害のせいかはわからないが、他の人ができることが私にはできない、といった感覚がつきまとう。一方、年齢に見合ったポジションにいなくて、同期や後輩がどんどん偉くなり上司として接さなくてはならない状況に対する負い目も感じる。そんな感覚と日々戦いながら、今日も何とか生きている。