気が弱いということ

子供のころは気が弱かったと思う。幼稚園、小学生、中学生と流されていた。通信簿に付和雷同と書かれた。
末っ子ゆえか、自己主張しなかった、主張する自己がなかったのかもしれない。反発だけだった。

それではよくないと、だいぶ鍛えたつもりだった。気が弱いという言葉すら消えていた。

だが、根本の性格は変わらずじまいだった。
弁がたつ人、人間力のある人にはかなわない。
一人で対応を求められた途端に鬱になった。相手を見る余裕がなかった。上辺だけ強く振る舞い、単なる自己主張マシンになった。妻にもそう接したのだろう。多分、マンションを購入した際もコミュニケーションが足りなかったのだろう。

気が弱いゆえ、自信が持てず評価ばかり気にした。相手を値踏みした。自分が強くなったと思っていた。そのくせ、自分が弱くなると見下した相手にすがるような態度をとる。孤立してしまった。それが今。孤独で居場所がないことが今の鬱のリスク。



それは今でも感じる。自分の言いたいことが言えない。臆してしまう。口下手。